「なぜ本を読むのか?」私が本を読む7つの理由

書評・読書

はじめに

私は本を読むことが好きです。

本を読むことで、さまざまな学びや発見、新しい出会いがあります。また、本を読んでいる時間は落ち着いて、本の世界に引き込まれます。不思議な感覚を与えてくれる本は、私にとって大切な存在です。

そこで今回は、本を読む理由について自分なりに深く考えてみようと思います。本を読む理由は人それぞれ異なると思います。

自分なりの理由を考えることで、多くの本の中から自分に必要な本を厳選できたり、好きなジャンルの本を選ぶことができたりと、本を読む目的を理解し、行動に移すことができます。

  • 周りが読んでるいるから
  • 友人に勧められたから
  • 世間で話題だから

などの理由では、本当に自分の意志で読みたい本を選択できているとは限りません。

自分自身の本を読む理由を知ることは、自分が読むべき本の方向性を定めることにも繋がります。

新しい本は、毎日約200冊、月に約6,000冊、年間約70,000冊のペースで出版されています。

このように、日が経つごとに本の数はどんどん増えていき、世の中には多種多様なジャンルやスタイルが存在しています。

つまり、大量の本の中から自分が読むべき本、自分に適している本、自分に必要な本を見つけ出さなければいけません。

自分が読みたいと思う本は、何か理由があるはずです。その理由は、自分の考えや価値観からつくられます。つまり、自分の性格や特性は、自分が必要とする本を導き出すための材料なのです。

自分なりの本を読む理由を明確にし、これから読むべき自分の本を見つけていきましょう。

それでは、私が本を読む7つの理由を項目ごとに紹介していきたいと思います。あくまで主観ですので、正解でも正論でもないというご理解をいただけると幸いです。

本を読む7つの理由

私が本を読む7つの理由について、以下に項目ごとに細かく考えを述べていきます。本を読む理由は人それぞれさまざまで、人それぞれの考え方があります。同じ本を読んでも、感じることや学ぶことは異なるでしょう。だからこそ、読書することは魅力的であり、計り知れない価値があります。

それでは、私が本を読む7つの理由について紹介していきます。

著者の思考をなぞる

本には、著者の考えや思考が込められている。本を読むということは、自分の頭の中を著者にあわせるということ。つまり、読書という行為は、著者の考えや思考を文章を読むことでなぞるという作業である。

著者と会話をすることで、その人の思考を理解することが可能だが、著者と長い時間、直接面会して会話することは簡単ではない。しかし、本を読むことで、あたかも会話しているかのように、著者の考えや思考を理解することができる。本は、著者と読者を仲介する一種のコミュニケーションツールである。

生き方を記した自叙伝であれば、その人がどのように人生を歩んできて、どのような過去があって、何を考え、何を行動してきたのか、などを知ることができる。そしてその結果、書籍を出版するに至ったというストーリーを把握することができ、著者がどのような人間かを理解することが可能になる。

さまざまな分野で活躍する成功者たちが記した自己啓発本では、著者が成功に至った秘訣や著者の考え方、知恵、経験などが網羅されている。

すべてが正しいわけでも、正解なわけでもないが、結果を残している人たちの思考には、何か学べることがある可能性が高い。何か新しい思考を取り入れるだけで、自分の行動、習慣、人生が変わることも考えられる。

著者の思考をなぞり、取り入れるべき思考とそうでない思考を取捨選択し、自分の思考を確立させる。

知らないよりは、知っていた上で判断する方が断然良い。さまざまな著者がいるこの世の中で、誰の思考をなぞるのか、また、その思考をなぞろうと思う理由は何か、などを自分で判断し、読むべき本を選択していくことが大切である。

他人の思考を知る

なぜ、他人の思考を知ることが大切なのか。

それは、自分の思考を確立させるため。自分の行動や習慣は、自分の思考によってつくりだされている。つまり、思考が変化すれば、行動や習慣もそれに伴い変化することになる。

自分の思考は、他人の思考と比較することによって価値を見出せる。同じ事象に対して、自分はAだと思うけど他人はBだと言っている。そこで、なぜ他人はBだと思うのか、を考えることで、自分とは異なる考え方や発想があることを知る。

他人の思考を知ることで、もしそれが面白い考え方であったり、素晴らしい発想であったり、参考になるべき思考であったりしたら、何か自分の思考に取り入れようとする。

反対に、その思考が自分にとって不要な考え方であったり、合わない思考であったりしたら、自分の思考はそのままで良いということに気付ける。

このように他人の思考に触れて、自分の思考と比較し、自分の思考に変化を加えたり、自分の思考を確かめたりすることで、取捨選択を繰り返し、自分の思考を確立させていく。

本を読むことで、自分とは違うさまざまな他人の思考を知ることで、さまざまな思考の照らし合わせができる。

思考の変化は人生の変化である。自分の過去の思考と、現在の思考と、未来の思考は大きく異なるでしょう。それは、思考が変化し続けることによって、常に新しい自分をつくり続けているから。

他人の思考を知ることは、自分の思考を確立させるために、必要不可欠な工程になるとともに、人生を充実させるための重要な役目を果たすことになる。

知識・智恵・教養が身につく

本を読むことで、知識、知恵、教養が身につくことは誰もが実感しやすい。新しいことを知る、新しい考え方を知る、新しい価値観を知る、新しい関心が生まれる。今までの自分にない新しいきっかけを与えてくれるのが本である。

知識が身につくことで、考えの幅と深さが広がる。さまざまな分野の知識が脳内に蓄積することで、知識の点と点が繋がり、知恵として自分の財産になる。多くの言葉に触れ、多くの世界を目の当たりにし、社会に興味を持つことで、教養が身につく。

本を読むという学びには、自分の人生の土台をつくる重要な要素が含まれている。

人間は、自分の考え方や価値観で、外見をつくる。つまり、人間は見た目である程度その人の考え方が分かる。真面目そうな外見、元気そうな外見、スポーツできそうな外見、など、何も知らなくても見た目である程度のイメージをつくることができる。

教養は、自分の外見をつくるために役立つ。外見の中には、学歴や経歴なども含まれる。教養があれば優秀というわけではないが、教養があることで、人生を豊かにするための方法を理解し、そのための努力を逆算して行動に移せる可能性が高まる。

優秀な人はほとんどの場合、知識や知恵、教養を身につけることで、さらなる向上心を発生させ、学び続ける姿勢を継続することで、能力を発揮している。

初めから身についているものではないし、すぐに身につくものではない。しかし、継続する過程の中で、身についたことを実感する機会は多く存在する。本は、継続することの大切さ、そして、努力の成果を結果として示してくれる。

継続することで、知識、知恵、教養は身についていく。

視点・選択肢を増やす

多角的に追求する視点は人生を歩んでいく中で重要な能力となる。

事象に対してひとつの角度からではなく、別の角度から追求することで見えてくるものがあるかもしれない。

同じ角度からしか見れないことで、損をすることもあれば、気づくことができないこともあるだろう。

人生は選択の機会で溢れており、毎日が選択の連続である。毎日の選択は、自分の思考や視点によって、判断されている。したがって、自分の視点が狭いと、判断の材料が少ないことになる。

1000円を持っていて、500円の物を買うのと、10000円を持っていて、500円の物を買うのとでは、同じ物を買っているが選択肢の数が異なる。1000円しか持っていなければ、1000円以上の物を買うことができない。10000円持っていれば、1000円以上の物を買うこともできるし、それ以下の物を買うことができる。

これが選択肢の違いである。選択肢を増やすということは、不可能を可能にするということ。知らないことをなるべく減らすことで、自分の考えの材料を増やし、視点の幅と深さを広げること。

最終的に同じ意見を出すとしても、Aという意見しか持っていない人が出すAと、A.B.Cという意見を持っている人が出すAには大きな差がある。自分の考えがより洗練され、自信を持って選択した意見になる。

このように本を読むことは、視点や選択肢を広げる手助けをしてくれる。

読むたびに新しい言葉に出会い、新しい表現を知り、初めての情景を思い浮かべ、見たことない世界観が広がる。その度に、自分にない新しい付属品が備わり、自分をより価値ある人間に変化させてくれる。

視点や選択肢を増やすことは、自分の考えの幅と深さを広げるだけでなく、人生の視点や選択肢、人生の幅と深さを広げることにも繋がる。

類似体験ができる

著者の思考をなぞるという発想に似ているが、本を読むことで、その本で起こる体験をあたかも自分がしているような感覚に陥る。

例えば小説。自分が主人公になったかのように、小説の世界に引き込まれる。普段体験しないような場面に出会うこと、知らない世界に巻き込まれること、非現実的な現象が起こること、そのようなことを体験する。

本を読むだけで、自分が別物になる。

殺人を犯したことがないのに、警察に追われるような気持ちになったり、海外に行ったことがないのに他の国を旅しているような気持ちになったり、学生でもないのに学生のような青春を感じる気持ちになったりと、本は読者に体験を与えてくれる。

経験したことがないようなことを似体験させてくれる。その時本当の自分ならどうしていたか、考えさせてくれる。新しい世界観、人生観を与えてくれる。自分の人生と照らし合わせ、想像を掻き立ててくれる。

そしてもし、本で読んだ場面と近い現象が現実に起こった時、本で体験したことは自分のヒントとなる。あの時の主人公はたしかこうしてこうなったと、記憶を辿りより良い選択をしようと試みるようになる。

本で出会ったた体験の数々は、現実の自分の人生にも影響をもたらしてくれる。それはヒントかもしれないし、正解かもしれないし、不正解かもしれない。

けれど、その体験を知っておくことで、自分の選択肢が広がったり、どこかの場面で助けられたりすることは容易にあるだろう。本での体験は、人生の味方となる。

さまざまな類似体験をすれば、それだけ経験を積んだような気になる。自分とは程遠い無縁の体験にこそ、自分の潜在能力を引き出す鍵が隠されているかもしれない。

本は、類似体験を与え、人生を豊かにしてくれる。

想像力が身につく

本を読んでいれば、必ずと言っていいほど「疑問が生まれるだろう。この疑問こそが、本を読むことで身につく想像力の土台になる。

小説にしても、啓発書にしても、ビジネス書にしても、その時々の人物の選択には、理由がある。なんでそうしたのだろう?と思うのは当然のこと。そこで、その選択の理由を知ることで初めて、なるほど、と思うのである。

つまり、疑問を持たないということは、想像力が欠けている。1+1がなぜ2になるのかが分かっていないのと同じである。

本を読み進めることで出てくる言葉の数々や、さまざまな人格、あらゆる情景、それらは、自分の想像力を掻き立てる。

この言葉はどのような意味で、なぜこの場面で使われているのだろう。この人はなんでそんなことをするのだろう、あの人は何を考えているのだろう。あの場所には何があっても、どんな景色が広がっているのだろう。

知らないことを知ろうとする、分からないことを分かろうとする、そうして疑問を解決し、自分の中で少しづつ色が足されていくような感覚になる。

次第に言葉も分かるようになり、人間はさまざまな性格や特徴を持っていることを理解し、活字から自分が思い描く世界観を頭の中に映像化できるようになる。

同じ活字を見ても、どのようなイメージを連想するかは人それぞれ異なる。だからこそ、自分なりの考えや答えを見つけることができる。

それらは、読書をする過程で身についた想像力の影響だ。読書の世界だけではなく、日常の中にも想像力を発揮する場面は多々存在する。

人と会話する時も、この人は何を思っているだろう、どんな言葉を選べばいいのだろう、人間関係をうまく保つためにはどうすればいいのか、などを考えられるようになる。

目に見えるものや耳に入るものを想像することで、どのような背景があり、どのような理由があるのかを知り、自分の中で理解することができる。

同じものを見たところで、感じることは人それぞれ。それは、想像力の違いであり、何を経験し、何を連想するのかによって異なってくるだろう。

自分が想像する世界観は、本を読むことによって彩られ、綺麗な色に染まっていく。そんな感性が豊かで、さまざまなことを想像できる人生は、きっと楽しくなる。

他人の人生を経験する

先ほども述べた通り、本を読む時は主人公が自分である。小説であれば、その世界観に引き込まれるし、啓発本であれば、著者になった気分で思考の整理ができる。

本には著者が必ず存在しているから、その著者、または、登場する空想の誰かの人生を経験しているのだ。

自分の人生だけでは、経験に限界がある。広い世界の中の狭い場所で生活していると、体験することも限られてくる。だからこそ、誰かの人生を知り、自分に落とし込むのだ。そんな生き方があるのか、そんな経験しているのか、そのようにして知ることで、自分の人生観を広げていく。

他人の人生を知ることは、自分の人生を豊かにすることにも繋がる。比較するものがなければ、良いのか悪いのかを知ることができない。他人の人生に何か面白い体験や経験、考え方や価値観があると、自分の人生に取り入れようとする。

そうして、良いものや必要なものを取り入れ、悪いものや不要なものを除いていくことで、自分の人生を豊かにすることができる。自分で好きなように選択する人生は、自分らしい人生になる。

本には様々な種類、そして沢山の人の人生が詰まっている。ひとりひとり異なる人生がそこにはあり、それぞれの価値や魅力に包まれている。人生には正解も絶対もなく、自分が描く人生こそが正解である。

思い描く人生をできる限り実現することができれば、より人生は豊かになる。夢や目標を達成できる人生のほうが、きっと楽しい。そのためのヒントは、他人の人生に隠されているかもしれない。だからこそ、他人の人生を知ること、経験することは、大切なのである。

終わりに

私が本を読む理由は大体このような感じです。本を通じて学ぶことはたくさんあります。

本を読むと、知らなかったことや分からなかったことを新しく発見します。それらを知ると、自分の知識の幅が広がったように感じます。知識や知恵が身につき、選択肢が広がることで、自分の選択に責任と誇りを持てるようになります。

また、本はさまざまな体験や、経験を与えてくれる優れたものです。読めば良いというわけでもないですが、読むことで必ず発見があると思います。

人生を生きていく上でのヒントも多く隠されています。正解がない人生だからこそ、人間はどうしても答えを知ろうとします。本に出てくる人物が、自分の人生に近い答えを持っているかもしれません。答えではなくとも、ヒントにはなる可能性だってあります。

ほとんどの知りたいことや分からないことの答えは、本の中にあります。どこかの誰かが同じような気持ち、場面をすでに経験しており、何かしらの答えを出しています。

現実の日常と、本の世界は通ずるものがあります。偶然ではない一致だって起こります。だからこそ、本は私たちに体験や経験を与え、人生を助けてくれます。登場人物とコミュニケーションをはかり、人生の会話をしているのです。

学びにもなるし、勉強にもなるし、人生を豊かにしてくれるし、助けてくれる。本は必ず、力強い味方になってくれます。本と対話して、より良い人生を歩んでいきましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。