[書評]旅は好きですか?日本を飛び出した大学生たちによる、学びが多い旅記録です。

書評

内容説明

握られた石と銃。震える足。叩き壊された日本製の当たり前。世界一、人間くさい大都会。笑顔まみれの楽園。夏を追いかけ、世界一周。退屈な時間を飛び出し、世界を旅した大学生100人がつくった旅の本。

著者について

退屈な時間の中で満足しないままの自分でいるより、世界へ、一歩飛び出していい方向になのか、悪い方向になのか、分からなくても変われた方がきっと、マシだ。

この本は、退屈な時間を飛び出し、旅に出て、新しい自分を見つけた100人の大学生と一緒につくった本です。100人の旅、はじまりはじまり。

編集:日本ドリームプロジェクト

メモと学び

知りたいことはなんでも知れるけど、自身の身をもって感じることには、言葉にできない感動があり、大きな力がある。

今の時代、知りたいことはある程度なんでも知ることができる。情報が溢れている。しかし、知っていることと、経験したことは異なる。

いくら海外のことについて詳しくても、実際に現地に行って体験してないことには、多くを語れない。直接目で見て、直接肌で感じて、現地の人とコミュニケーションをとることで初めて知ることがある。

自分の身をもって直接体験することは、想像以上に大きな価値や感動、力を与えてくれる。

大学生は望めば何だって学ぶことができる。
何だって出会うことができる。
何だって挑戦することができる。
世界を一周することだってできる。
何だってできる時間なんだ。

大学生は多くの自由と、選択の機会で溢れている。好きなことができるし、時間を自由に割くことができる。つまり大学生は、人生の中で何をしてもいいし、何でもできる時間である。

この大学生という時間を、どのように過ごすか。卒業後に何を経験値として残すのか。日本を離れることで得る経験値も、1つの過ごし方だろう。

大切なことは、自由な時間や自由な選択から自分は何を学ぶのか、何を身に付けるのか、何を経験値として積み重ねるのか、ということ。大学生は、社会人として社会に貢献するための経験を積み重ねる期間である。

旅をすると、自分の新しい一面が見えてくる。今までの常識や知識、経験だけで留まりたくない。

環境を変えることで新しい自分の一面が見えてくる。当たり前に慣れると、人間は成長が止まってしまう。日本を離れ、文化や常識の違いに触れることは、自分の可能性を試す良い機会になるかもしれない。

文化や常識の違いに触れることがなぜ良いのか。それは、物事を多角的に捉えることができるようになるから。そんな考え方があるんだというのを、経験することで学ぶ。学ぶ姿勢を止めてしまっては、自分はそこまでの知識で止まってしまう。

考え方の視点を増やすことで、より鋭い考えを持つことができる。鋭い考えは、自分にしか辿りつかない貴重な考えかもしれない。

当たり前に気付くことで、心が優しくなる。当たり前を噛みしめられるようになる。

当たり前は、当たり前がそうでなくなったときに初めて気づく。何かを失ったとき、何かが壊れたとき、今まで通りに物事が進まなくなったとき、当たり前のありがたみにを感じる。

当たり前に感謝することは、なかなか表現しにくい。しかし、当たり前がどれだけ幸せなことかに気づくことができれば、自然とこころが優しくなり、周りに感謝できるようになる。

当たり前なことは、本当に恵まれている。その幸せを噛み締め、普段から周りに感謝の気持ちを伝えよう。

そこら辺に転がっているチャンスを見つけて、それを掴みにいくかどうか。意志があれば、自分の人生は自分の努力次第でいくらでも変えられる。

自分の人生はふとしたきっかけで変わる。チャンスやきっかけはそこら辺に転がっている。それを掴むかどうか、掴む準備ができているかどうかは、自分にしか分からない。

経験ひとつで、考え方ひとつで、見え方が変わる。見え方が変われば、行動も変わる。この世の中には、経験するための環境が整っている。何か行動を起こさなければ、得られる経験もない。

いつでも自分をコントロールしているのは、自分である。

感想

さまざまな目的や理由を胸に、海外へ足を踏み入れた大学生たち。旅は単なる旅行で終わらない。

旅は、目的とは違う想定外な収穫を手に入れる。誰かに聞くものと、自分で見るものは全く違う。直接目で見ること、肌で触れること、感じることでしか得られない経験がある。だから、旅はやめられない。

海外へ旅に出る理由はさまざまである。新しい自分の一面を見つけたい、自分を変えたい、常識に縛られたくない。海外に旅をすることで、必ず感じることがある。

それは単なる文化の違いや言葉の違いだけでなく、お金に替えられない価値や体験、現地に行くことでしか見えない場所、得られない経験を多くできる。

日本にいるだけでは世界が狭い。まだまだ知らない世界が広がっている。考え方、価値観をひとつ知るだけで、言動が変わるかもしれない。文化や宗教をひとつ肌で感じるだけで、人生が変わるかもしれない。

この世界には、不可能を可能にしてくれるチャンスがたくさんある。自分という人間の価値を、格段に高めてくれる機会に恵まれている。

美しい景色、楽しい場所、ユニークな建物を見ることだけが、世界を知ることではない。

そこに住む人たちの表情、空気、音など、五感で感じる全てがその地の世界である。旅をすることで、自分の新しい感性が芽生える。今まで気付けなかったことに、気付くようになる。知らないこと、新しいことに興味を示すようになる。

文化の違いとか簡単に言うけど、ほとんどの人は本当のその違いをわかっていないと思う。

今の当たり前が身についている人は特に、文化の違いなんて語れないと思う。実際にその地で、目で見て、肌で感じないと本当の文化の違いは分からない。

写真や人から聞いた情報は、本当かわからない。同じものを見ても感じるものは違う。だから、自分の目で、自分の身体で、見なければいけない。その場の空気、表情、すべてを感じ取って、文化を感じる。

旅に行くか行かないかは自分次第。数日間で、自分の人生がより奥深いものになるとしたら、最高の自己投資である。

感じるもの、見るもの、触れるものも人それぞれ異なる。自分だけが見た世界を、自分の世界観に移していく。

オススメ層

大学生が主体となっていますが、旅好きな人、旅に興味がある人にも、楽しめる要素がたくさん詰まっています。

  • 大学生
  • 旅、旅行が好きな人
  • 日常に退屈な人
  • 自分に変化を加えたい人
  • もっと世界を知りたい人
  • 常識に囚われないで生きたい人

この本を読めば、何かしらの変化を得られると思います。自分の過去と、未来の人生を深く考えさせられます。

終わりに

いかがでしたか。毎日に満足せず、刺激を求めて海外へと旅に出た大学生たちは、とても勇敢に見えました。

旅を通して多くのことを学び、経験し、人生に変化を与えてくれたでしょう。

旅行と旅は違うものです。

旅行は、あらかじめ行くところや見るもの、プランなどをある程度考え、その通りに過ごしていくこと。旅は、プランを考えず、行き先だけを大体決めて何も考えずに行って過ごしてみること。

それぞれには違いがあり、それぞれの魅力やメリットなどがあると思います。

旅の魅力のひとつに、予想外の経験ということがあるでしょう。

初めて見るものや、初めて体験すること、初めて出会う人たち、初めての味、初めての感覚、初めての恐怖、初めての幸せ、初めての笑顔、キリがないほど、初めてのことに出会うはずです。

その度に、今までの自分にはない新しい感性が芽生え、豊かな感性を持つことができます。

視点を増やすため、考え方の幅と深さを広げるためには、実際の経験が必要だと思います。

テレビで見た場所と、実際に目で見た場所から感じるものは異なるでしょう。自分の目で見ること、触れること、肌で感じることなど、実際に体験することでしか分からないことがあります。

だから、経験しないことには多くを語れないし、分からないことが多いのです。

旅に出ると、今まで分からなかったことや、今まで勘違いしていたこと、今まで知らなかったことなどを、理解できるようになります。

一日で行動が変わるかもしれないし、見るものひとつで思考が変わるかもしれない。

海外を旅することは、そのくらいの発見と変化を与えてくれる可能性に満ち溢れている。

現状に退屈さを感じる理由は、変化できる自分を知らないから。自分を刺激することで、奥深くに眠る感情を引き出せることを知らないから。

特に、若い頃の経験は重要です。若さは武器。過去には二度と、戻ることができません。

これから社会に出る上で、自分の人生設計の土台となるスタートをどのように切り拓いていくか。

本当に、今の経験値のままでスタートを切っていいのか。もう少し経験値を重ねれば、少し方向性が変わってくる可能性もある。

旅に目的はなくていいのです。後から目的を付け足すことができます。

行ってしまえば、後悔は無い。旅に費やしたお金は、経験値として自分の武器になって戻ってくる。

旅に出たいと思える一冊でした。

最後までお読みいただきありがとうございました!