[サッカー] トレセンに選ばれるためには

中学生

以前の記事で、トレセン活動についての詳細を紹介しました。具体的には、カテゴリー別のトレセン制度や活動内容などについての説明を行いました。以下にリンクを貼っておきますので、トレセン活動の詳細を知りたい方は是非ご覧になってください。

トレセン活動について

今回は、トレセン活動に参加するため、つまりトレセンに選ばれるためには何を意識するべきか?という内容について説明していきたいと思います。

トレセンには、能力が高い選手が選ばれるのはもちろんですが、その中でも見る側の人はどのような視点で見ているのか、選ばれるために重要なポイントは何なのか、などについても詳しく紹介していきます。

トレセン活動を通じてさらなる高みを目指し、成長していけるように頑張っていきましょう。

トレセンに参加するためには

トレセンに選ばれるために意識することは主に3点です。この3点を意識して、トレセン活動に参加できるよう頑張りましょう。

強いチームに入る

1つ目は、強いチームに入るということです。チームが強いということは、能力が高い選手が多く所属している可能性が高いです。強いチームには、トレセン側から「何人か推薦してください」というような権利が与えられます。見る側の人も、能力の高い選手が多く所属していると分かっているので、強いチームから選手を探そうとしています。

強いチームに入ることで、トレセン活動に参加するチャンスは格段に上がります。いくら能力が高くても、弱いチームにいては見る側の人に見てもらう機会が少なく、可能性としても非常に低いです。

トレセンに選ばれている選手はどこのチームに所属しているのか、都道府県大会に出ているチームはどのようなチームなのか、などを強いチームとそうでないチームの判断材料にするのが良いでしょう。

強いチームでも遺憾なく能力を発揮できるレベルまでいければ、トレセンへの道は必然的にひらけてきます。

チームで中心選手になる

2つ目は、チームで中心選手になるということです。トレセン活動に参加するのは、基本的にはチームの中で推薦される数名ですので、チームの中で中心的な選手、つまり上位の選手がトレセンに選ばれることになります。

強いチームに所属している場合、見る側の人はチーム自体には注目していますが、個人一人ひとりに注目しているわけではありません。そのチームの中で目立つ選手、中心的な選手が必然的に選ばれることになります。

また、所属チームのコーチが推薦する場合でも、コーチは好みで推薦するわけではなく、そのチームの中で上位の能力をもつ選手を代表として推薦するわけです。チームの強さと、個人の能力のバランスを考えてチームを選ぶことも、トレセン活動に参加するためには必要なことです。

強いチームで試合に出れないよりは、少しレベルを落としたチームで確実に試合に出る方がトレセンに選ばれる可能性が高いという場合もあります。チームで中心選手になることは、非常に大切なことです。チームレベルのバランスを考えて、選択していきましょう。

大きな大会で活躍する

3つ目は、大きな大会で活躍するということです。大きな大会では、注目度が高まり、トレセンの見る側の人をはじめ多くの方々に見ていただく貴重な舞台になります。

大舞台で活躍できれば、必然的に興味を示され、自分のチームの中での評価も上がりますし、外部からの評価も上がり、トレセン活動に参加できる可能性が高まるということも考えられます。

大きな大会に出るためにはある程度強いチームでプレーすることが求められ、トレセンに選ばれるにはそのチームの中でも中心選手にならなければなりません。

ただ、トレセンに選ばれることを第一に考えず、チームを強くすることで注目度を上げること、チームを強くすることで大きな大会に出る機会を増やすことなど、まずはチームで活躍し、チームを強くすることを考えましょう。

チームがあっての個人です。所属しているチームで活躍することで、さまざまなチャンスが訪れます。

見る側の人の視点

次に、見る側の視点について説明していきたいと思います。トレセンのコーチは、ほとんどの場合がどこかしらのチームの監督やコーチなどをしています。

トレセンのコーチが誰であろうと、見る側の人としての視点はいくつかあります。

見る側の人の視点を理解し、それらを活かしたプレーや行動ができるように意識していきましょう。

能力

見る側の人は、まず選手の能力を見ます。他の選手と比較して秀でているものがあるのか、武器があるのか、総合的に見て能力が高いのか、などを判断します。

誰が見ても能力が高い選手は単純に選ばれやすいです。存在感を発揮している選手や、見ていて上手な選手は見る側の人も高い評価を与えます。

ただ、最初は全員フラットの状態で選考が行われます。見る人の目につくのは、やはり強みや武器を持っている選手です。身体が大きい、足が速い、シュートが強い、など1つのプレーで目を見張るものがある選手は、注目されやすいです。

もちろん、1つのプレーや武器だけで選考はされませんが、1つ特徴的なプレーを持つだけで周りと違いをつくれるし、何より見てもらえるので、他のプレーでもアピールできる可能性が広がります。

1つのプレーで驚かすような強みや武器を意識すると、チャンスが広がります。

自主性

次に自主性です。選手は自主性が求められます。自分で判断してプレーができているのか、周りに言われた通りのプレーになっていないかなど、自分の意志を表現できているかを見ています。

サッカーは集団スポーツですが、個人が集まることで成り立つスポーツです。プレーを判断したり、選択したりするのは個人であり、その個人のプレーの連続が、チームとしてのサッカーになります。

自主的に自分のプレーを選択できない選手は、チームにも上手く合いません。自分のプレーを表現することは、周りへのコミュニケーションにもなりますし、自分がこういう選手だということをアピールすることにもなります。

自分のプレーは立派な個性であり、特徴です。自分にしかできないプレーや、自分の強みとしているプレーを消さないためにも、まずは自分のプレーを表現するという自主性を持ちましょう。

自分を表現することは簡単ではありません。しかし、自分を表現することは今後も重要なスキルになりますし、それだけで評価を高めることも可能です。誰にでもできる能力ではないからこそ、自主性という能力を身につけることで、周りとの区別化をしましょう。

協調性

協調性も非常に大切です。協調するというのは、単純に周りに合わせるとか、周りに譲るという意味ではなく、サッカーのパフォーマンス向上や、結果を重視するために、周りの選手と力を合わせるという意味です。

所属チームにしても、選考会にしても、自分のチームが勝つことや強いことはメリットが大きいです。強いチームには良い選手がいると、誰もが思うはずです。

チームが勝つため、自分が注目されるためには、味方と協力することが手っ取り早いです。

自身が積極的なプレーをすることはもちろんですが、その上で、確実に点を取れるなら味方にパスを出すとか、連携がうまくいかなかった時には、その選手と会話するとか、チームの士気を上げるために鼓舞するなど、周りの選手に影響を与えられる選手は、評価されます。

自己中心的なプレーは、良い時もあれば悪い時もあるでしょう。

周りと協力することで上手くいく可能性も高まります。自分の力だけで切り拓くこともありますが、味方やチームメイトと協力すること、つまり協調性を持ってプレーをすることも、自分の評価を上げてくれることに繋がります。

ピッチ外

トレセン活動は、競技力やレベルの向上を目的とし、選抜された選手による集まりです。サッカー選手としてはもちろん、1人の人間としての人間性も評価のひとつになります。

人間性が表れやすいのは、主にピッチ外の面です。ピッチ内のサッカーだけをしている選手と、ピッチ内とピッチ外のことにも気を配れる選手は、印象が違います。

具体的には、コーチや親御さんに対する挨拶、準備の手伝い、行動のメリハリ、話をよく聞くことなど、ピッチ内外を総合して評価されるということも頭に入れておきましょう。

サッカーがいくら上手くても、常識的なルールや約束を守れない選手は、選ばれません。サッカーをする以前の問題で選考外になってしまうのは非常に勿体ないことです。

ピッチ内とピッチ外は常にリンクしていると考え、どちらにも一生懸命に取り組むことが重要です。

ピッチ外の当たり前のことは当たり前にするという姿勢を大切にし、ピッチ内のサッカーに全力で取り組めるような準備をしましょう。

選考会で重要な3つのポイント

次は、トレセンの選考会に参加するにあたり、重要なポイントについて説明していきます。

存在感を発揮することや、目立つことが選考会では有利に働きます。そのためにはどのようなことを意識すればいいのか、どのようなプレーが求められているのか、などを理解していきましょう。

強みを発揮する

まずトレセン活動で目立つためには、自分の強みを発揮することです。

自分が得意としているプレー、周りより優れているプレー、褒められたことがあるプレーなどを、存分に発揮することを第一に意識しましょう。

例えば、スピード、体の強さ、ドリブル、パス、シュート、ディフェンス、キープ力、運動量、対人など、自分の強みを出すことを考えます。

この際、周りより劣っているとか、あの選手の方が凄いなどは思う必要ありません。大切なのは、自分の強みを発揮することです。選考会では、周りの選手を意識しないことを頭に入れましょう。

人それぞれの強みだと思う部分は違いますし、表現の仕方も異なります。みんな知らない選手たちの集まりですから、自分はこのような選手だと周りに伝達させるためにも、自分の強みとしているプレーを意識していきましょう。

強みを発揮することで、自分のペースを掴むことができますし、周りの選手や見る側の人へのインパクトにもなります。良いプレーを見せることで、注目されるようになります。

見る側の人を引き付けるためにも、自分の得意なプレーを成功させ、他のプレーでもアピールしていき、勢いに乗ることが大切です。

チャレンジする

とにかく選考会では果敢にチャレンジしましょう。失敗を恐れず、自分が持っている強みや特徴を存分に発揮することを考えます。その姿勢は選考会をする上で非常に重要です。

どうしても選考会のようなサバイバルとなると、緊張したり、周りの選手を見て怖気ついたりするものです。自分のペースを掴めないまま終わってしまう可能性も0ではありません。自分のペースを掴むためにも、まずは選考会に取り組む姿勢から意識することが大切です。

その姿勢とは、チャレンジする姿勢です。見る側の人は、ミスプレーよりもナイスプレーを評価します。ミスの数で評価が決まることはありません。ミスをしたとしても、良いプレーをすれば評価してくれます。失敗したら次成功させれば良い、というくらい気持ちで、とにかく自分のプレーを発揮するためのチャレンジを心がけましょう。

しかし、自己中心的なプレーだけになるのは気をつけましょう。どんな状況でも仕掛けたり、強引にプレーしたり、パスを出さなかったり、という訳ではなく、ミスを恐れることなく自分のプレーを発揮するべき、ということです。

自分のことだけしか考えないでプレーする選手は、協調性が無いと見られます。自分は積極的にプレーし、その中で周りの選手と連携を高めていくことが求められます。チャレンジするということは、単にがむしゃらにプレーするのではなく、状況や場面を考えた上で、プレーを選択していくということです。

サッカーはチームスポーツですから、味方の選手と連携を取りながらプレーする必要があります。その中で自分がチャンスだと思う場面では、積極的な仕掛けやチャレンジするプレーを心掛けましょう。

アピールする

選考会はアピールをする場所です。アピールに成功することで、選考会で次のステップに進みます。つまり、アピールする方法を知ることが、選考会を突破するために求められます。

アピール方法は人それぞれだと思います。プレーでアピールすることは前提ですが、その他にも声をよく出したり、移動や行動を早くしたり、積極的な姿勢を見せたりと、他の選手と区別化できるポイントはいくつかあります。

まずは一生懸命やることを意識します。ひとつひとつの練習に対して真摯に取り組む姿勢は、トレセン活動において基準となります。その上で、クオリティの部分や、自分の強みの部分を発揮することで、アピールすることが求められます。

ただ、アピールしなければならないという過剰意識に囚われると、かえって自分に対してプレッシャーをかけることになります。

アピールすることはもちろん意識しますが、そのために最も必要なことは、自分の能力を発揮することです。自分の能力を発揮するために、落ち着いてプレーできるような精神的な安定が重要になります。

アピールに繋げるための意識や心構えなどを事前に理解し、外部環境や緊張に影響されないような準備をして、選考会に臨むことが必須です。

選考会に参加する前段階で、できる準備をしておくことで、スムーズに取り組めます。他の選手と差をつける準備をしましょう。

まとめ

いかがでしたか。トレセン活動に参加するため、そして選考会で勝ち抜くために重要な点などを説明してきました。

サッカーで高いレベルを目指す選手にとって、トレセンのような選抜活動に参加することは、個人の成長のために貴重な経験の場となります。

他チームの能力が高い選手とプレーすることで学べることや感じること、刺激を受けることなどは多々あります。そして、高いレベルを知ることで目指すべき目標や、目指すべき基準を知ることができます。

トレセン活動に参加することは、その先のサッカー人生においても価値ある経験になります。活動に参加するために、自チームでの取り組みや、選考会での振る舞いを今一度確認し、理解を深めておくことが大切です。

闇雲にプレーするより、事前にポイントを知っておくことで、少なからず余裕が生まれます。落ち着いてプレーすることが、自分の強みを発揮することや、アピールすることに繋がります。

トレセン活動に参加するために、個人のレベルを高めること、そしてその方向性を見極め、正しい努力を積み重ねていくことが大切です。

競争しながらも、プレーを楽しむという基本的なことも頭に入れておくと、リラックスして取り組めると思います。

以上になります。是非ここでの学びを、実践の場で活用できるように意識していきましょう。