[サッカー]サッカー進路 大学編

高校生

今回は、高校から大学への進路を選択する際の手助けとなるような内容を説明していきます。高卒でプロになることは叶わなかったが、諦めず大学でもサッカーを続けて、大卒でプロになりたいと思う人、また、大学でもサッカーを続け、何かしら卒業後に繋げたいと考えている人もいるでしょう。

大卒でプロになるため、大学卒業後に結び付けるためには、自分の目標や目的に適した大学に進学することが大切です。大学選択は重要な進路選択になります。

また、日本の大学は、学びの最高学府と言われているように、あくまでも勉強をする場所です。サッカーでプロを目指しながらも、学業にもしっかり取り組むことも求められます。

逆に言えば、大学でプロを目指しつつ、学業にも一生懸命取り組めば、プロ選手引退後のセカンドキャリアにも繋げることが可能になります。大学に進学するからには、文武両道を意識するという姿勢を持ちましょう。

大学は、サッカーや学業だけでなく、さまざまな機会を経験できる場所です。出来る限り大学生活を有意義な時間にするために、自分が行きたいと思う大学に進学することを目標にしましょう。

以下に、大学で学べること、大学の選び方、大学を選ぶ際に重要なことなどを説明していきます。

大学サッカーで学べること

始めに、大学サッカーで学べることについて簡単に説明していきたいと思います。高校年代のサッカーから、大学サッカーへの変化に戸惑う人は多いです。高校から大学への変化に少しでも対応するために、大学サッカーがどんな場所なのかを少し理解しておきましょう。

自主性

大学サッカーでは、とにかく自主性が求められます。監督やコーチはついているものの、一から全てサッカーを指導してくれるわけではありません。あくまで、場の管理や最終的な統括などを行い、基本的にサッカーのプレーを選択、追求するのは選手本人の意思です。

大学サッカーは、チームの構造や、チームの方針、役職、サッカー部を運営していく上での基盤となる部分は、全て学生で決めています。主に四年生が主体となり、どのようなチームにしていくか、そのためには何が必要か、どのような取り組みをしていくか、などを話し合い、学生がチームをつくり上げます。

大学は、高校のように監督やコーチが場を仕切って、一からサッカーの枠組みを教えてくれるような環境ではありません。学生がチームのサッカーの枠組みをつくり、それに合わせた練習メニューを考え、学生が場を仕切り、学生同士で要求をし合いながら高めていきます。

大学サッカーは学生主体の場なので、とにかく自立した個人が自主的に行動することで成り立っています。入部したての1年生は、大学生の自主性に驚かされます。当たり前に大人がしてきたことを、全て学生で行うからです。

このような環境に身を置くことで、自然に自主的な判断をする機会が増え、気がついたら自主性が身についています。

存在意義

大学生くらいの年齢になると、ある程度自分のことが分かるようになります。個性や能力、人間関係など、今までの自分を振り返ることで、自分がどのような人か分かります。

大学のサッカー部は人それぞれの個性が集まる場所です。大学までサッカーを続けるくらいなので、皆それなりの忍耐力や向上心、能力があります。そして大学は、さまざまな地域から集まることもあり、多様な種類の人間に囲まれます。

そうして強い個性に囲まれているうちに、自分の個性が消えないようにと、自分がこの組織にいる意味を考えるようになります。自分はこの組織にこうして貢献している、自分はここで活躍している、自分の個性はここで活かされている、というように、自分の存在意義を確認するようになります。

もし、自分が組織に存在している意義を見つけられなかったら、何か意義を見つけるために必死になるだろうし、周りに潰されない個性を保つためには、自分の存在意義を存分に発揮しなければなりません。

このように大学サッカー部では、自分という個性を確立させてくれるような環境がつくられるため、自分に自信を持ち、自分の存在意義をはっきりさせることができます。なかなか存在している意義を考える機会はそうないので、貴重な経験ができます。

人生戦略

大学生までサッカーを続けるということは、とても凄いことです。一つのことを10年以上も続けることができるのは、紛れもなく能力が高いと言うことができます。

小学生から中学、高校と進学する過程で、次第にサッカーを辞めていく人がいます。それでも、周りより優れ、高いレベルでサッカーを続け、大学までサッカーを続けているということは誇れることです。

そして、大学ではさまざまな選択の自由があります。サークルに入る、バイトをする、、その中で、大学でサッカー部に入ることを選んだということは、その選択が自分の人生に必要だと思っているからなのです。

大学サッカー部では、プロの道に進む人や、企業の道に進む人など、さまざまな進路に進む人がいるでしょう。その過程を見て、自分はサッカーを続けてきたという武器を携えて、今後どのような人生を歩んでいくのかを考えさせられます。

大学までサッカーを続けた事は武器であり高い価値があります。その価値を活かす場所と時間が大学生にはあります。大学に進学し、サッカー部に入り、自分の今後の人生の戦略を考える事で、身につく能力があります。

大学サッカーは、サッカーだけでなく、今後の人生の戦略を考える上でも重要な役割を果たしています。

大学の選び方

場所

大学を選ぶ上で、最初に考えるべきことは場所です。関東の大学に行きたいのか、関西の大学に行きたいのか、九州の大学なのか、その他なのか。

地域によってリーグのレベルも異なりますし、強い大学に行くことが目的なのか、それとも場所を一番に考え、そこからその地域の大学を選ぶのか、そこをはっきりさせておく必要があります。

基本的に大学には寮があり、寮生活をしながらサッカーをする環境は整備されているので、場所ではなく、サッカーを第一に見て大学を選ぶことオススメします。

地域によって、全国大会の出場枠に大きな差があったり、リーグの所属大学数に違いがあったりと、同じ大学リーグでも多少の差はあるので、大学進学の際は場所をしっかりと確認してから選ぶことが重要です。

親元を離れ、厳しい環境に身を置くために遠い大学に進学したり、高いレベルでの文武両道を貫くためにそれなりの大学に進学したり、興味深い指導者がいる大学に進学したりと、理由は人それぞれです。行きたい大学、場所は明確に決めましょう。

レベル

「大学サッカー」のように1つで括っても、大学やリーグによってレベルは様々です。自分の実力や目的に適した大学を選ぶことが大切です。

プロを目指すのであれば、ある程度高いレベルの大学に進学するでしょう。やはり、毎年プロ選手を輩出しているような大学は、チームのレベルも高く、所属しているリーグでも強さを発揮している場合が多いです。所属リーグ、リーグ順位、プロ輩出人数、知名度などが、大学のレベルを象徴しています。

では実際に、それぞれのリーグレベルや大学のレベルはどうでしょう。

大学サッカーで最もレベルが高いリーグは、関東リーグ、その次が関西リーグと言われています。理由としては、大学の全国大会で優勝するチームや上位に残るチームが、毎年ほとんどの確率で関東のチームが多く、次に関西のチームが多いからです。

基本的に、関東リーグ1部、関西リーグ1部に所属している大学は強豪と言えるでしょう。昇格・降格が少なく、安定して1部リーグに所属している大学は、特に強い大学です。

しかし、同じリーグの中でも大学によってレベルの差や環境の差などがあるので、進学する前に、事前に練習参加などをして実際の現場を体験しておくことも大切でしょう。

リーグレベルが高い方が、全体の注目度が高いということや、全国大会の出場枠が多いというメリットがあります。

進学先の大学のレベル事前に確認し、実際に体験して判断を下しましょう。

卒業後

プロ選手になるために大学に進学し、一生懸命サッカーに取り組むが、プロになることはそう簡単ではありません。大学サッカーでプレーする選手の中で、プロになる選手の割合は全体の1割程度と言われています。つまり、9割近くの選手は、プロサッカー選手ではない仕事に就職することになります。

プロサッカー選手になれなかった場合、ほとんどの人は就職活動を行うことになります。就職活動を考えて、大学を選ぶ人も少なくありません。大学は、社会人として社会に出る手前の段階です。進学するからには、常に卒業後のことを考えなければなりません。

そこで、プロサッカー選手になれなかった場合、就職活動で有利になるのは、社会的に学歴が高いとされる大学です。それは、社会的信用があること、ひとりひとりの能力が高いこと、優秀な人材を輩出していること、などの理由があるためです。

そもそもサッカーが強く、学歴の高い大学に進学することは極めて難しく、そこに辿り着くまで本人による絶え間ない努力が見受けられます。また、先を見据えて大学を選択し、そこに向けて努力してきたという成果があるので、学歴が高い大学の社会的信用が高いのは必然のことです。

同じ体育会の部活という括りでも、社会的信用の高い大学の方が就職活動では圧倒的有利です。学歴だけで人間を判断することはできませんが、あくまで外見からの評価では、社会的に学歴が高い方が信用はあります。

大学を選択する際には、進学する前にまず卒業後のことを想像し、自分がどのようなプランを持っているのか、どのように卒業後に結びつけるのか、どのようなキャリアを歩むのか、などを逆算して考えましょう。そして、その考えの実現に結び付けることができると思える大学を選ぶことが重要です。

大学選択で失敗しないために

自分の能力

大学は、サッカーや学業のレベルの幅はとても広いです。大学のレベルを知る前に、第一に自分の能力を的確に見極める事が大切です。

入学、入部をしてから、サッカーのレベルの違いに戸惑ったり、学業のレベルに追いつけなかったりと、進学した後で後悔しては遅いです。自分の能力を低く見る事、逆に高く見る事は、自分が適切な大学に進学する妨げとなります。

自分の能力と、大学のレベルを比較するのが難しいという場合には、監督や友人に相談することも大事ですし、実際に大学に通っている人の話を聞くことが一番効果的です。

進学先の大学を、名前やイメージだけで決めてはいけません。一度進んでしまったら、後戻りはできません。後悔しないためにも、自分の能力を見極め、手の届く範囲で選択しましょう。

もし、努力して届く範囲であれば目標に向けて全力で努力すれば良いですし、モチベーション高く取り組むことができます。ただ、無謀な選択や挑戦は、返って自分の自信を失くしたり、やる気を損ねたりする可能性も考えられます。

進路先で後悔しないために、進路選択で失敗しないためには、自分の能力を意識して選択肢をつくることが求められます。

自分の意思

大学に進学するのは本人なので、最後は本人の意思が重要です。

進路先の大学を決断する理由はそれぞれの考えで良いと思いますし、自分で明確な理由を持てているなら素晴らしいことです。

考え方や価値観、個性は人それぞれの違いであり、魅力でもあります。自分ができると思ったらできる、自分が行きたいと思えば行けるというような強気な姿勢で選べば、周りも喜んで賛同してくれるでしょう。

周りには、アドバイスをくれる友人や先輩、監督、親など、頼れる存在が沢山います。俯瞰的に自分を見てくれている貴重な存在ですので、自分が希望する大学に自分が適しているかどうかなどを尋ねてみるのも良いと思います。

自分で決めたことには責任感が生まれますし、何より自己決定は自分の自信になります。

4年間過ごす大学で、また、貴重な経験をたくさんできる大学サッカーで成長していくために、素晴らしい決断を下せるように自分を信じましょう。

まとめ

いかがでしたか。大学の進路選択について理解を深めることができたでしょうか。

大学は社会人にる手前ですし、非常に価値が高い時間です。進路先の大学は、人生を良くも悪くも変えてしまうほど重要な選択です。大学に行くならどこでも良いという考えではなく、明確な理由と目的を持って選択していくことが大切です。

大学にも種類があり、ひとつひとつの大学の魅力があります。選択肢を増やすためにも情報を積極的に集める姿勢が求められます。進路先の候補にしている大学は、大きな情報から小さな情報まで細かく入手するようにしましょう。

そして、一番の良い機会が練習参加です。その大学の施設、練習メニュー、雰囲気、人間性など、自分の目で確かめることができます。

サッカーや学業に真剣に打ち込む環境ができているか、また、サッカーに集中できる雰囲気がつくられているか、ひとりの人間として成長できる場が整っているかなどを確認しましょう。

いくら知名度が高くても、中身がスカスカでは本当に良い大学とは言えません。世間的な評価と、自分の評価を確実に加味して選択肢をつくりましょう。

最後になりますが、希望の進路先に進む場合も、そうでない場合も、結局は進学後がとてと大切です。人間その気になればいつからでも変化は起こせますし、逆に満足してしまえばそこで成長が止まります。

大学進路選択も、人生戦略のひとつに過ぎません。この選択で人生が終わることはありませんし、何かが崩壊することもありません。いかなる状況でも、自分の最終目標や最終目的を忘れることなく、大学に進学しても努力し続けることが重要です。

これから、数えきれないほどの選択の機会に直面します。その度に、自分の最善の選択ができるように、まずは大学進学を最善の選択にできるよう努力してみてください。

希望の進路先に進む事は、間違いなく今後の人生に自信を持てます。進路先の大学でサッカーと学業に全力で取り組み、大学生活を謳歌している自分を想像してみてください。

きっと、理想の自分の姿になるためにやる気が出てきたと思います。

納得のいく進路に進めるように、全力で頑張ってください!

何かご質問がありましたら、気軽にどうぞ!